〝武士の魂〟日本刀は切れるのか切れないのか。現在でも論議の多いところで、例えば山本七平氏は否定的立場から百人切り虚構論を書いている。KBC九州朝日放送テレビ「わが輩はニッポン人――寄らば斬るぞ」は、この日本刀の秘密を砂塚秀夫の軽妙なレポートで多面的に考察したものだ。青竹がスッパリ切れるなどはテレビでおなじみだが、四百年前の刀で実際にできるとなるとやはり驚く。
製造工程は初めて見たが「焼きを入れる」「焼きがまわる」はここから出た言葉だ。製法は口伝で、切れ味などは、現代の科学でも解明されない点が多いそうだ。長い歴史を経て完成された日本刀について考えさせる番組であった。
しかし、モノとしての日本刀を魂に見立てるという日本人に特有の考え方は、どうして生まれたのか、という点は十分に解明されたとはいえなかった。
(福岡県_郡・石滝豊美・26 歳・印刷工)
* 2021年5月7日 駕与丁(かよいちょう)池にて(福岡県糟屋郡粕屋町)
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